高校野球甲子園2025夏
- 加藤 誓(ちかい)

- 8月23日
- 読了時間: 3分

8月16日(土)朝食後、私は当日未明にアラスカで行われた「米露首脳会談」の結果に関心があり、自分の部屋でテレビを見ていた。
プーチン大統領を赤じゅうたんで出迎えるトランプ大統領に違和感を覚えた。
10時過ぎにリビングに行くと、テレビが点いていなかった。
女房に「高校野球で今、岡山学芸館がやっているだろう↺!」と言った。
実は、女房は昔から高校野球に興味というより、熱狂的なフアンである。
「ここは、バンド!やったぁ!次はバンドの構えでライトに強打!よーし!」とまるで監督になったかのようにテレビの前で叫んでいる。
但し、プロ野球には、まったく興味がなく「プロ野球は、高校野球とルールが違うから、分かんな~い。」と訳の分からないことを言う。なおさら、大リーグは、日本プロ野球とも違う別の野球だから、大谷翔平選手の成績以外は全く分からないと、のたまう。
女房は、岡山生まれ、岡山育ちで、岡山県代表を一番に応援する。
岡山県が負けると、長く住んだ広島県、そして現在の愛知県、次に孫のいる兵庫県、
その次に、やっと私の出身の岐阜県の順で、その後は東海地区、西日本と応援先を変えながら決勝戦まで観て楽しんでいる。
岡山学芸館は、松商学園に3-0で勝利し、今日は3回戦、山梨学院との試合である。
「どうしてテレビ点けてないの!」
「1回の表、山梨が1点で岡山が0点だったけれど、もう結果が分かちゃったの!」
「えっ!」「岡山が幼稚園で山梨は高校生ぐらいの差があるの。」「なんで?」
「幼稚園生は、出来ないと思ったらやらない。小学生は、分かった、やってみる。中学生は、はい挑戦します。高校生は、皆でやるぞ!気合。と気持ちが違うの!」
昔、女房は幼稚園の先生をしていたから、そんな風に感じたのかもしれない。
岡山学芸館には申し訳ないが観ていられなかったのは、「愛するあまり!」の事ゆえ、
お許しください。結果は、女房の予測どおり0-14で岡山学芸館は敗退した。納得はして
いたもののショックの様子。
広陵高校は不祥事で早々に辞退。豊橋中央高校は初出場ながら日大三に2-3で惜敗した。東洋大姫路は準決勝で、沖縄尚学に1-2でこれも接戦であった。女房はどちらの試合も
一生懸命に応援していたが、「もう少しで!本当に惜しかった。」との感想。
県岐商は強豪、横浜高校に頑張り11回タイブレークで8-7と勝ち今年の話題高校となった。女房はいつ勉強したのか、なんと、タイブレークのルールも知っていた。
県岐商は準決勝で日大三に善戦したが2-4で惜しくも敗れた。
「よく頑張った!」とお褒めの言葉。私が褒められたかのようで、嬉しかった。
8月23日(土)10時から沖縄尚学と日大三の決勝戦が始まった。
女房はこれを観たさに診察を前日夕方行く予定だったが、にわか雨でずぶ濡れとなり中止したため、今日はクリニックのテレビでの観戦となった。
11時急いで家に帰ってきた。「まだ、1対1?良かった!」とテレビの前に座り込む。
熱戦の見ごたえのある試合であった。12時、沖縄尚学が3-1で初優勝した。
女房の最後の応援高校が勝ち少しだけ嬉しそうだった。
8月5日(月)から始まった、酷暑の熱闘甲子園もついに幕を閉じた。
今年は、まだまだ酷暑は続くようであるが、もう一つの女房の甲子園熱だけは、これで和らぐことであろう。



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