詐欺を考える
- 加藤 誓(ちかい)

- 2021年12月22日
- 読了時間: 2分

スマホのメッセージに 「佐川急便です。留守でしたので、荷物を持って帰りました。 080-1234-5678 」。
これは詐欺メッセージである。
ポストに「ご不在連絡票」を入れて対応するはずで直接携帯に連絡はしない。 詐欺は適当な携帯番号にこのようなメッセージを入力し待つのである。
返信があったら、まず「名前」次に「住所」を尋ね、電話の声で性別、およその 年齢まで調査。「どちらからの荷物か心当たりがありますか?」など
尋ね親族、知人 の情報を得る。家族構成も尋ねることができる。
その他、聞き出せる情報を入手する のである。
詐欺行為はその後である。
住所を知れば、今は Google や Yahoo の地図検索で家の位置のみならず、玄関先や車庫、 植木まで見ることができる。
遠方の詐欺の事務所で我が家が見えるのである。
「そこまで 知っているのだから、間違いない人だ!」と信用してはダメ なのである。
詐欺事務所では知り得た情報を基に「お金を振り込ませるストーリー」を会議するので
ある。
数日、数週間後に、携帯電話が鳴り、 警官、医者、弁護士、店長、知り合いの友人等などストーリーに合わせ登場し パニックに陥れるのだ。
振り込む前に、支払う前によく考えよう!
ところで、詐欺は誰もが犯罪であると分かるが、世の中には、詐欺とは言わないが、
まがいものがあるかも・・・。
「正当な、正直な、役に立つ、良く効く、助けるために」等が付く広告の品物は
本当に信頼できるのだろうか。
金を支払う前によく考えよう!
詐欺の話とは、全く別だが・・・。 GoTo トラベル、10万円給付金やクーポン券など、今、支払うと言っているが これらは将来へのツケで、孫が利子のついた借金を払うことになるはずだ。
車を手放せない私には、高速料金、ガソリン税、多種多様な自動車税と保険料、 免許証更新費用など、多額の自家用車経費は正当なんだろうか、と考えてしまう。
これらを支払う時、何となく釈然としないのである。
考えても無駄なことではあるのだが・・・。



詐欺師の手口は進化しているのですね。その知恵を別の方向に向けたら ビジネスで成功しているのにと思います。我が家も数回オレオレ詐欺や振り込め詐欺の電話が掛かってきましたが 難を逃れました。年の暮れで何かとお忙しいと思いますが お体に気を付けて。奥田英子