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蛍光灯


 7月21日名古屋市に熱中症警戒アラートが発令された。 朝から暑い。

 いつものようにゴミ出しを済ませ、朝刊を 読み始めた。

 1面の「サッカーW杯スペインV」の記事の下の黒い広告 が目に入った。政府広報・環境省「ご存知ですか?」 と右の挿絵の広告である。 

 「えっ!蛍光灯がなくなる?製造 禁止!」ビックリし、もう一度広告を凝視した。 実は、昨年キッチンの直管形120Cmの蛍光灯が寿命となり 交換した折、他の蛍光灯も寿命が来ると思い家中の蛍光灯を 交換したばかりである。

 「省エネ」を推奨するために「電力を食わないLEDに替えて、従来の蛍光灯をな くす」という理由だけであれば、行き過ぎではないかと思いパソコンで調べてみた。

  原因は、水銀である。

 蛍光灯の管内には水銀があり、電流を流すと水銀原子から紫外線が発生し、それ が管に塗布してある蛍光体を発光させて、明るく照らすことができる仕組みになっ ているという。 水銀を使用しなければ光らず、またそれに代わるものはないとのこと。

  蛍光灯は、割らず、そのまま電器量販店や区役所の回収所へ持って行くようにな っている。このことは知っていたが、水銀が原因だとは知らなかった。

  水銀は、古代中国では不老長寿の朱の妙薬であり、また今月末にも世界遺 産に認定される飛鳥藤原京の「キトラ古墳の壁画」の朱の塗料として辰砂 (硫化水銀)が使われている。 辰砂は無機水銀であり直ぐに化学変化はしない。

 しかし、水銀そのものを放棄すると、自然界で有機水銀となる。

 最近まで金(ゴールド)の抽出に水銀が使われ世界的な公害問題となって いた。

  有機水銀(メチル水銀)は水俣病の原因物質であり、重大な公害物質である。

昨年名古屋市から「水銀体温計」の回収の勧告があり、私も1本高針コミ センに持って行ったことがある。

 「メチル水銀の分析法(赤木方式)」の開発者でまた水俣病公害に貢献さ れた世界的に知られた赤木洋勝博士は6年前に逝去されたが、岐阜薬科大学 14回生の同級生である。  博士の業績に報いるためにも「ここは、費用が掛かっても蛍光灯をLED照 明に替えなくてはならない!」と早速、電器量販店に行き、蛍光灯「直管形 3本・丸型6個・コンパクト型4個」の交換を相談した。

 工事費を含めると 数十万円掛かるかと思ったが、そこまで高額ではないようだ。

  赤木博士の命日8月6日に電気屋さんに下見してもらうことにした。

 4年間長生きすれば、去年蛍光灯を替えた費用と工事費を別とすればLED に替えた費用は「省エネの電気代」でチャラになるとか!

 気付くのが1年遅かった!  私は「蛍光灯の人」でした。

 
 
 

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