牧ノ池の散策 (Ⅱ)
- 加藤 誓(ちかい)

- 2022年7月19日
- 読了時間: 3分

今にも雨が降りそうな 9 時過ぎ、牧野ヶ池緑地事務所前で 区役所の女性 2 名と 12、3名の自然散策会のスタッフの方の ミーティングが、参加者が少ないのではと心配そうに始まった。 それから、何組かの親子連れや、女性群のお仲間など徐々に 30名程集まり関係者もほっとした様子。 私の入った一般組と親子組に分かれて出発。
「この木はハリエンジュでニセアカシア と呼ばれる厄介な外来種ですが、日本のハチミツの多くが、この花を蜜源にしていま す。」「桜の葉を見て下さい。蜜腺があり、桜の木の害虫防止に役立つアリを集めるた めだそうです。」 公園の片隅の松の根元の洞に日本ハチミツの巣がある。天敵のスズ メバチにやられないよう小さな穴の金網で保護されている。 巣の中は恐らく先程観た4月のソメイヨシノと 5~6 月のニセアカシアの花蜜や、 5 月咲いていたユリノキの蜜で一杯のことだろう!
先に進む。薄暗く、ぬかるむ道脇に鮮やかな大きな白いキノコが生えていた。スタッ フの一人が抜くと根っこが卵みたい。「これはタマゴダケです。」もう一人のスタッフ が「タマゴダケは傘が赤いはず?」家に帰って調べたらどちらも正解。さすが物知り スタッフ。7 月の長雨の所為かあちこちキノコだらけ。
そして、池の畔に来た。 蓮のつぼみ、スイレンの花、そして、ガガブタの花。池の縁にヌマトラノオ。昨年 教えてもらったそれらの花とミドリガメの卵の殻などを知ったかぶりで、指差し、 名を叫ぶ!
スタッフの方が前日仕掛けていた網篭に小魚が入っていた。「う~ん。モ ツゴ?」調べたらやはり、合っていた。さすが!
「この木は葉が左に二個並び次に右 二個並ぶニコニコの木とも言うイソノキです。」「へぇ!」
「ここは、近畿、東海地区のみで生育している、名古屋市での準絶滅危惧種に指定 されているクロミノニシゴリの群生しているところです。先程観た木は日が当たる 場所で実を付けていましたが、ここは、暗くて実を付けていません。」「へぇ!」
道路脇の木に秋に紫の実を付ける「ムラサキシキブ」と書かれた名札が付いていた。
休憩所に来た。そこに真っ赤な花が咲いていた。スタッフの方に名前を教えて貰っ た。「ヒメオオギスイセンです。」紫式部と姫檜扇か!覚えたぞ!

雨が降ってきた。家へ帰る途中、勉強したハチミツが欲しくなり スーパーで購入。
昼食後、心地良い疲れで一眠り。女房がテレビを つけた。目が覚める。
コロナ感染者数、東京 18,919 人。第7波とか、 これは大変だ。
ハチ蜜は良いが、三密は また、ダメだ!
牧野ヶ池緑地 名東区自然散策会 令和 4 年7月16日(土)曇り後小雨




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