なにか しないと
- 加藤 誓(ちかい)

- 2021年6月2日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年6月17日

カビ防止のため、キッチンハイターを薄め風呂室を天井から全て
拭き銀イオンの燻煙もした。 洗濯機もカビ防止を施した。
洗面台を磨き、部屋のクーラー、 網戸、窓ガラスも ピカピカになった。
マンションは、バリアフリーで比較的快適な空間である。
しかし庭や土もなく、どこかを、改造したりする 楽しみが
ほとんどない空間でもある。
何かすることがないか周りを見渡し、 ベランダの観葉植物に気付き、水もやった。
さあ、困った。やることがない。
つい、女房の分野である炊事、洗濯、部屋掃除に 手を出す。
(但し、トイレ掃除は御免なさい。)
手伝う気でしているのではない。 暇つぶしなのだ。
日頃目にしている女房の仕方に、「やれそこ、やり方が違う。順序が違う!」
自分の流儀を主張し、結果は あら捜しとなる。
女房は、体操教室の講師で、週 4 日外に出ていたが、 このご時世、家に居る時間が
長くなっている。 家庭会話の変化は、想像にお任せとする。

極楽浄土は、何不自由なく、 素晴らしい風景と音楽に包まれた
ところと聞く。
はて、天国では 何もしなくて良い状態が いつまで続くのか。
永遠なのか。 時にはイベントや大会や いざこざは ないのだろうか。
もし逝くとしたら 地獄はいやだし、何もすることがない 天国も 嫌だ。
酒を飲みながら考えていたら、寝てしまっていた。



コメント