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宝の山

更新日:2021年6月23日


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コロナ禍で家に居る時間が多くなった。終活ではないが、

あちこちのクローゼットを順番に整理することにした。

女房が何時か整理したのだろう、キャンディーが入っていた、

金属の角缶に、シャープペンシルやボールペン、鉛筆に

マーカーペンなどがぎっしり詰まっていた。

もらい物やサービス品もあるが、その都度買ってきて溜まった物が、もったいなくも沢山

あった。先日もサインペンを買ってきてしまった。

「整理は、地球環境の改善になる」と自戒しながら作業を続けた。

今度は、三角定規、分度器、コンパスなど30数年前の子供の文具品が出てきた。

3年2組と名前のシールが貼ってあるのもあった。

使いかけの絵具や筆に混じって首掛けメダルが何個もあった。

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メダルには絵画コンテストの名前と期日が記されていた。

子供の物は他にも、沢山出てきた。修学旅行の土産品、

卒業記念の文鎮、色々な賞状が入った筒、絵画の束も

出てきた。 

私は、岡山、島根、広島など25年の間何度も転勤をした。メダルや賞状などに記された文字を眺めながら、

子供には随分と迷惑を掛けていたことを、改めて思い知らされた。

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一時の休憩の後、再び、次のクローゼットの整理作業に掛かることにした。

何冊もの写真アルバムと、整理をしてない写真の束がドサッと出てきた。

とてもじゃないが、この量の写真を改めてアルバムに貼って整理する気には、とてもならなかった。

最近の写真は電子媒体での保存で、整理が簡単に出来て便利である。


ふと思ったが、実家にも親父とお袋、兄弟の幼児期のアルバムが山ほどある。

これらは、捨てるに捨てられないし、残しておいても私の子供や孫には恐らく要らない

ものであり、どうしたら良いやらと、考えがまとまらない。

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次のクローゼットからは、女房、私、子供のカセットテープがこれも山ほど出てきた。

恐らく、誰も聞くことはないだろうが、カセットデッキはあるので残しておくことにした。

今度は、押し入れの上段の棚から箱や包み紙を出した。埼玉県鴻巣から直接購入した

段飾りのおひな様や武者人形であった。子供が小学生の時までは飾ったが、それ以後は

しまったままである。人形は捨てられないので、もう一度元の位置に戻すことにした。

それ以外にも、あちこちから、思いでの詰まった、お宝が沢山見つかった。

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「開運,なんでも鑑定団」は、うんちくが好きで良く観るが、

これに出品するような品は、我が家にはひとつも見つから

なかった。


しかし、今回の整理によって、私にとっては、値の付け

              られない宝の山が、我家には沢山あることに気が付いた。


ただ、このお宝の、これからの運命は、どうなるかは不明である。

 
 
 

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