期末
- 加藤 誓(ちかい)

- 2022年3月10日
- 読了時間: 2分

道路を掘り起こす削岩機の音が断続して鳴り響いている。 新聞では、卒業式もコロナ禍で何かと大変なようである。
仕事を卒業した私でも期末は何かと忙しい。老人会総会の 資料作り。行事報告は手帳などで確認するが、今年度は変更 や中止が多く、あちこちの資料をひっくり返し思い出すのに 苦労する。会計も外の道路工事のように、助成金の使い道に色々と頭を使う。 その上、係である「老人会趣味の作品展」の
開催が期末となり、資料作りやその変更 訂正作業など準備に追われている。
ゴルフ会も期末開催で事務局の務めがある。
誤解されるといけないので述べるが、これらの作業は苦痛どころか「パソコンの ゲーム」感覚で忙しい程、量が多い程、楽しんでいるのであるが。(今日、用がある 楽しみ)
そんな矢先、女房が突然右足の筋が攣り、痛みのため歩行不能。
「済みません。足が痛くて行けませんので予約取り消しをお願いします。」と
整形外科へ TEL。「健康でないと医院に行けない。」とは。
笑ってはいられない。おかげで、炊事洗濯、買い物までする羽目に。 スーパーでの買い物も、何処に物があるか店員さんに尋ね、支払いも自分で操作 するシステムに戸惑い、 また、店員さんに尋ねると「ゆっくり、画面を読んだら できますから。」と諭され、
周りの女性群の微笑に余計焦ってできない。
土、日のグラウンド・ゴルフも期末あせりなのか、いつもの調子が出ず凡ミスをする。
ガソリンの値段が上がり株は暴落。BA.2 オミクロンとやらで、一向に感染者数が 減らない。 プーチンによる期末(世紀末)だけにはならない事を祈らなければならない。
それもこれも、春霞のようなモヤモヤは、全て「期末という魔物」の所為であると 勝手に思っている。
そして、それが終われば気持ちも新たな希望ある4月がやって来るはずだとも。



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