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借金


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可愛い孫のために考えなくてはならないので、今日は、 面白くない、暗い話を書く。

 国債はこの30年で6倍になり、国民一人当たり一千万円 の借金だそうだ。これ以外にも、国有林の借金をはじめと する各省庁の借金と、地方自治体の借金、第三セクターの 借金、年金機構の赤字経営など話題に上がらない借金が多くある。

 そんな状況でもなお、コロナ対策費として、ワクチン代や治療費だけでなく、 飲食店や GoTo 対策、ガソリン対策など各業界への対策補償金まで支払っている。 その上、生活援助金までも。国家予算は過去最高、国債支払い予算も最高となる。

 それでも見かけ上国が潰れないのは、日銀の金融緩和政策にあるとのこと。

 国民の預金利息を抑え、その上銀行などに低金利で貸し付け、当面の国債を買い上げ ているからである。つまり、国債の金利分の一部は、国民の預金の低利息で払ってい ることになる。

 そして、国債の発行額が大きくなれば、「円の価値」が下がり、円安が進む。 そうなれば、外国からの色々な輸入品はもとより、エネルギーをはじめ、工場で購入 している外国からの原料・材料費の高騰などで生活必需品の価格は上がる。

  個人として、それに見合うだけの収入増があればいいが、年金は下がり、逆に、 税金が上がり、医療保険料が上がる。

 つまり、国債の借金の悪影響分は、物価の値上がり分や税金の増加金額で国民が支払 っていくことになるのである。

 更に、円安が進めば、国債の金利を上げないと外国も銀行も国債を買ってくれない という悪循環に陥るのである。元金の返済は恐らく出来なく、今後も国債が増え続け ていくことであろう。

  国民の人口が減り、一人当たりの借金は、孫の時代にはどうなっているのか 本当に心配である。 その上、ロシアのウクライナ侵攻で、国の防衛費も増やさなければならないかもし れない。

 これからは、各企業の努力で「国全体の収入」を上げることを期待はしているが、 もう一方の「国の支出」を減らすことも重要である。

 

 孫の将来を考えれば、我々高齢者は、今は何んとか「我慢」できるはずだ。

 政治家に任せるのでなく、皆が自分の孫の将来を真剣に考える時が来たと思う。

 
 
 

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